鼻や口から空気を吸い込んで肺に送るまでを気道と言いますが、呼吸器内科ではその中でも喉(のど)より奥の気管・気管支や肺に起こる病気を専門に診ます。症状としては咳、痰、喘鳴、胸痛、呼吸困難などがみられます。
当院で行える検査:血液検査、尿検査、心電図、ホルター心電図(予約制)、胸部X線、腹部X線、腹部エコー(超音波)、骨密度、
肺機能検査、呼気一酸化窒素(NO)検査、呼気一酸化炭素(CO)検査、終夜睡眠ポリグラフィー(予約制)
咳について
咳の原因で最も多いのは風邪です。風邪のほとんどは風邪ウイルスが原因で、普通は数日~2週間程度で軽快しますが、なかには長く続く場合もあります。少しずつ軽くなっているのであれば様子をみて頂いてよいと思いますが、精密検査が必要な病気がかくれている場合もありますので、おかしいなと思われた場合には受診をお勧めします。
咳や痰は病原体や異物を排除するために必要なものですが、長引くと消耗しますし、周囲の目も気になります。完全に抑えるお薬はありませんが、和らげる事はできますので、どうぞご相談下さい。
なお、2か月以上続く咳は慢性咳嗽と分類され、原因疾患としては気管支喘息、肺気腫(COPD)、気管支拡張症、肺結核症、肺非結核性抗酸菌症、間質性肺炎、肺癌、その他、さまざまな疾患があります。専門的検査や治療が必要ですのでぜひ受診してください。