当クリニックでは以下の予防注射を施行しています。予防接種希望の方は電話でお申し込みください。
下記以外のワクチン接種を希望される方は、直接電話でお問い合わせください。
インフルエンザワクチン
接種 時期 |
10月~翌1月末まで ※大人は1回の接種で有効とされています。 |
料金 |
3500円 (福岡市に住民票のある①65歳以上の方、②60歳以上65歳未満の身体障 碍者手帳1級相当の方) |
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防するワクチン。耐性菌の増加が問題となっており、予防接種が勧められています。
ワクチンには2種類あります。
ニューモバックスは23種類の肺炎球菌をカバーするワクチンで、5年毎の接種が可能です。65歳以上の方は公費助成が1回あります。
プレベナーは13種類の肺炎球菌に対するワクチンですが、ニューモバックスより免疫効果が高いとされており、接種は1回のみです。また公費助成はありません。
対象 | 高齢者(65歳以上)、慢性の心臓疾患、慢性の呼吸器疾患、腎不全、肝機能障害、糖尿病などのある方 |
料金 | ニューモバックス8000円、プレベナー10000円 |
麻疹風疹混合ワクチン
抗体検査、予防接種について国から配布されたクーポンをお持ちの方は無料です。
それ以外の福岡市民の方については対象者であれば抗体検査は無料、予防接種は3000円の自己負担となります。
その他の方の料金は8000円です。
HPVワクチン
小学校6年生~高校1年生相当の女子については組み換え沈降4価ヒトパピローマウイルスワクチン(ガーダシル)を公費負担で接種できます。
1997年~2005年度生まれの女性については2025年3月までキャッチアップ接種が行われます。
水痘・帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は幼少時に感染した水痘(水ぼうそう)ウイルスが神経節に潜み、加齢などで免疫力が低下した際に再活性化することで発症します。高齢者のほとんどは水痘罹患歴があるため、帯状疱疹を発症するリスクがあります。帯状疱疹後の神経痛は数か月~時には長い間続く事があるため、日常生活にも支障を来しますので50才以上の方はワクチン接種が勧められています。
ワクチンには従来型の生ワクチンと遺伝子組み換え型ワクチンの2種類があります。従来型で発症を50%程度予防、帯状疱疹後神経痛を60~70%程度予防するのに対し、遺伝子組み換え型ワクチンのシングリックスでは発症予防効果が90%以上とされています。効果持続期間は従来型で7~8年程度、シングリックスではそれ以上期待されるようです。ただし、シングリックスは2~6か月空けて2回接種する必要があり、接種部位の筋肉痛、発熱など、新型コロナウイルスワクチンと同様の副反応が出る場合があります。
料金は従来型のワクチンでは7000円(×1回)、シングリックスでは22000円(×2回)です。
副反応や費用が気になる方は従来の生ワクチンを、より高い効果を期待される方はシングリックスを接種されてはいかがでしょうか。